ブナの森と雨飾山 07.05.24
ブナの新緑の季節です。 ブナの木は雪が大好きです。小谷の豪雪地帯に植生するブナは事のほか元気で立派です。秋の紅葉もきれいですが春の新緑は本当に瑞々しくまばゆく光り輝いています。「ごっくん、ゴックン」、水を汲み上げている音が聴こえそうです。登山口から1時間ほど急斜面を登るとぶな平に到着です。そこは見事なブナの原生林が広がっています。芽吹きしたばかりの森は、まだ空を透かして見ることが出来ますが、これから成長して自分達の空間を創っていくことでしょう。 ブナの精気をもらってまた出発です。30分ほど登ると荒菅沢下降口に到着です。この時期はまだ残雪が多く、急斜面のトラバースには注意が必要です。ここまで来ると雨飾山はその特異な形を現してくれます。「雨に飾られる山」=雨飾山、ブナの森と共に生きる良い山です。