コース 長野県栄村小赤沢コース三合目登山口から苗場山往復
行程 白馬(5:00)−志賀高原−苗場山登山口(8:20 8:35)−頂上(10:45 11:45)−登山口(13:15)
歩行距離 8km 標高 三合目 1290m 苗場山 2145m
日本有数の高層湿原が広がる苗場山、秋の静かな姿が見たくて出かけてみた。秋山郷から入る、一番短時間コースの小赤沢コースを選んだ。三合目まで車で入ることが出来るので助かる。最初はブナ林の尾根道、クロベの大木も顔を見せる。標高1500メートル辺りからダケカンバとオオシラビソの林に変わる。7合目辺りは鎖場もあり急な登りとなるが比較的容易である。8合目を過ぎると林間を抜けて見晴らしのきく湿原にでる。ここまで来れば気分も爽快、木道の上を快適に歩ける。雲の上の楽園、広大な高層湿原である。今日は曇り空で回りの景色が見えないが、360度の雄大な景色が広がっていることが想像できる。湿原はすっかり秋色であるが、高山植物が咲き乱れる7月ごろもイイだろうな・・・
頂上は山小屋の裏に隠れるようにあり、この雄大な景色と比べると、いささかお粗末。頂上部分が平坦なので仕方がないか。霧が流れる中、時折見せる湿原の全容が幻想的でもあり、いい雰囲気であった。小屋の前で景色を見ながら昼食を取る。写真をとっている登山者が3名いるだけで実に静かである。標高で比較したら、白馬乗鞍岳天狗原よりも低いわけで、火山活動で生成された地形は実に様々で面白い。そんなことを考えていると時間の経つのも早い。一時間ほど居られたのも標高が低いせいで、穏やかだから。
帰りも同じコースを下りてきたわけだが、雨上がりのぬかるみを除けば、比較的簡単で楽なコース。所要時間は標準では上り3:30、下り2:30となっている。私の所要時間が短いのは、決して息を切らしながら登ったわけではなく、休憩時間をそれほど取らないからで、休憩時間を取れば標準タイムになると思います。コース案内もしっかりされていて、比較的登り易いコースであった。 |