苗場山登山とフライフィッシングと温泉  04.09.28

コース 長野県栄村小赤沢コース三合目登山口から苗場山往復
行程  白馬(5:00)−志賀高原−苗場山登山口(8:20 8:35)−頂上(10:45 11:45)−登山口(13:15)
歩行距離  8km   標高 三合目 1290m  苗場山 2145m

 日本有数の高層湿原が広がる苗場山、秋の静かな姿が見たくて出かけてみた。秋山郷から入る、一番短時間コースの小赤沢コースを選んだ。三合目まで車で入ることが出来るので助かる。最初はブナ林の尾根道、クロベの大木も顔を見せる。標高1500メートル辺りからダケカンバとオオシラビソの林に変わる。7合目辺りは鎖場もあり急な登りとなるが比較的容易である。8合目を過ぎると林間を抜けて見晴らしのきく湿原にでる。ここまで来れば気分も爽快、木道の上を快適に歩ける。雲の上の楽園、広大な高層湿原である。今日は曇り空で回りの景色が見えないが、360度の雄大な景色が広がっていることが想像できる。湿原はすっかり秋色であるが、高山植物が咲き乱れる7月ごろもイイだろうな・・・
 頂上は山小屋の裏に隠れるようにあり、この雄大な景色と比べると、いささかお粗末。頂上部分が平坦なので仕方がないか。霧が流れる中、時折見せる湿原の全容が幻想的でもあり、いい雰囲気であった。小屋の前で景色を見ながら昼食を取る。写真をとっている登山者が3名いるだけで実に静かである。標高で比較したら、白馬乗鞍岳天狗原よりも低いわけで、火山活動で生成された地形は実に様々で面白い。そんなことを考えていると時間の経つのも早い。一時間ほど居られたのも標高が低いせいで、穏やかだから。
 帰りも同じコースを下りてきたわけだが、雨上がりのぬかるみを除けば、比較的簡単で楽なコース。所要時間は標準では上り3:30、下り2:30となっている。私の所要時間が短いのは、決して息を切らしながら登ったわけではなく、休憩時間をそれほど取らないからで、休憩時間を取れば標準タイムになると思います。コース案内もしっかりされていて、比較的登り易いコースであった。


  





  


第二ステージはフライフィッシング

秋山郷といえば日本の秘境といわれる所。清流の中津川が流れている。フライフィッシングをやらないで帰ってくるわけにはいかない。今回はこれも目的の中に入っている。禁漁まであと数日、入渓場所には釣り人らしき車が何処にも止まっている。遊魚券を買って釣り易いところから始める。見える範囲で釣り人が数人居る。上がって来たFFマンに聞くと「ぜんぜん駄目!」と言う。でも、せっかく来たのだからロッドを振ってみることに。川幅が広く、本流は水かさが多く難しそうなので副流を狙ってみる。さっと、顔を出すやつがいたが、これだけ人が入っていればシビアになっていて当然。でも、魚がいることが判ってちょっと安心。フライを少し小さめに変えて再度挑戦!二本先の筋なのでドラグがかかりやすい。メンディングで手前の筋を回避、半信半疑で「ふわっと」様子を見に来たやつに、ゆっくり静かに合わせると上手くフッキングしてくれた。手応えもイイ。顔を見せてくれたのは、なかなか良型のイワナ。28cmあった。カメラで姿を納めてリリース。何か視線を感じて見上げると、向こう岸から餌釣の釣り人が見ていた。どうやら一部始終を見ていたようです。釣り人が多いので切明温泉の前で釣ることに。ここでは20cmサイズを4尾釣り4:30納竿。直ぐに目の前にある温泉に直行!川原に露天風呂もありなかなか良い温泉である。登山と釣りで疲れた身体には、これが一番! また訪れたくなる所だ。 
切明温泉を17:30出発、志賀高原経由、高速道路を使って白馬に20:00無事到着。


  


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