火打山・妙高山     02/06/27.28
ハクサンコザクラに会いたくて
今回は栂池自然園ボランティアのみなさんと研修登山。開花情報でハクサンコザクラが咲き出したとのこと。天気予報は雨が80%、それでもハクサンコザクラに会えればそれ以上は望まないと覚悟を決めての出発。笹ヶ峰には7時前に到着。雨は止んでいるが天気が心配なので雨具のズボンだけをはいてスタート。良く整備された登山道、木道の厚さも栂池自然園の倍以上ある。滑り止めもゴムで出来ており、丁寧にビス止めがなされており気の使い方がありがたい。すれ違いエリアも設けてあり混雑時の事も良く考えてある。途中で少し雨が降ってきたが、黒沢に着くまでに止んでしまった。次から次へと出迎えてくれる高山植物や鳥の話をしながら簡単に12曲がりも通過、11時には高谷池ヒュッテに到着。ゆっくりと昼食を取り火打山へ。天狗の庭にはハクサンコザクラが咲き出していた。栂池自然園で見るよりもかなり色が濃いように思う。あと1週間もすれば大群落になりそうだ。その頃もう一度訪れてみたい。火打山までもコバイケイソウ、コケモモ、ツガザクラ、ミネザクラなどが顔を出して我々の目を楽しませてくれる。登山者も我々だけ、静かな山旅だ。頂上直下の荒地にボランティアの手による植生復旧の跡がある。地道な努力が報われ、新たな植物の発芽が確認できる。このまま育ち植生が復元することを願う。ハクサンコザクラに会えたこともうれしかったが、このボランティア活動が少しでも実りつつあることを目にして、非常に感動した山旅となった。
高谷池から火打山を望む
ゴムの滑り止
木道の厚さは12cm
ベニバナイチヤクソウ
妙高山より火打山方面を望む
ワーイのポーズは背番号24
植生復元作業が実りつつある
雨で透き通ったサンカヨウ
ハクサンコザクラ
ウメハタザオ
ミヤマキンバイ
コバイケイソウ
妙高山頂上にて
ハイマツの花
コケモモ
   ギンリョウソウ
米国ではインディアンパイプ
   ツマトリソウ
褄を取るから命名、花に赤い縁取りがある
ノウゴウイチゴ
サラサドウダン
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