| 初めてのコースは心がウキウキ、どんな滑りが出来るのか楽しみだ。今回のツアーは山岳雑誌の取材と言うことで石木田師匠に声をかけてもらった。ブナの巨木で知られる鍋倉山は訪れてみたかった所だけにうれしいお誘いだ。白馬を4時出発、途中でカメラマンの菊地氏と合流。まだ、まどろんでいる温井集落を7時に出発。北アルプスと違い、たおやかな山並みが続く。田茂木池より右側の稜線から巨木の森に入る。ブナ姫やブナ太郎の巨木が我々を待っていてくれた。ブナの森はなぜか人の心を癒してくれるから不思議だ。適当な斜度と林間密度、そして何よりも北斜面のパウダーがいやが上でもみんなの気分を高揚させる。ゆっくり撮影しながら4時間で頂上に。登頂気分を十分味わってから、いよいよ滑降に入る。先ずは北斜面のブナ林に突入。さすが、いい雪だ、極太板が威力を発揮。カメラを向けられているのも忘れて奇声を発してしまった。林間は極上パウダー、尾根筋は時々制動が掛かる雪が出てくるも総じて上々。山麓に降りるとマッタリとした春のような陽気とせせらぎの音が待っていてくれた。実に気持のいいツアーだった、ご馳走様でした！ |
