赤木沢出合

黒部源流釣行 2003  03.09.25〜27

「黒部源流のイワナを愛する会」のみなさんの努力で残る、渓流の原風景。
いつまでも、いつまでも、この状態を残したいと願っています。
良い釣が出来たことに感謝、感謝!


□参加者  4名
□行程
 ◇9/25(木) 雨
  白馬・かむるーぷす(4:00)−折立(6:40着 7:10発)−薬師沢小屋(14:00)

 雨の中の登山となってしまったが、明日の好天を期待して、みなさん頑張る。太郎小屋で昼食、温かいコーヒーでホッ! 薬師沢小屋までの登山道は、噴出した雨水で沢状態。眼下に見える薬師沢も激流、6時間半かけて小屋に到着。黒部本流も凄まじい流れである。この流れの中でも、小屋の坂本氏が釣をしている。抑えきれないKuni氏とRed氏も繰り出し、ちゃんと、黒部イワナをゲット。黒部源流恐るべし!私とHiro氏は小屋の中でチビチビと・・・

 ◇9/26(金) 快晴
  薬師沢小屋 7:00出発、本流の赤木沢出合を目指す。3:30、本流を引き返し、小屋の前で40分ほど楽しんで、5:50納竿。

 今日は、昨日とは打って変って快晴! そして、水かさも減り、濁りも取れている。あまりの変化に、うれしいショックを感じる。これが、黒部源流か! 赤木沢出合を目指すのだが、好ポイントを横目にやり過ごすことは、なかなか難しい。今まで抑えていた気持が、一気に噴出し、黒部源流の虜となる。Hiro氏は完全にヤラれてしまったようだ。そんな、こんなで、やっと到達した赤木沢出合、変わらない美しさで待っていてくれた。ここは、侵してはならない聖地のように思える。そんな、聖地に踏み入った罰か、ヘツリで失敗、プールの中にチン、ずぶ濡れとなってしまった。デジカメも犠牲となる。
 赤木沢のナメ滝の前で昼食を取る。それから、引き返してきて本流を遡上。去年ハッチに遭遇したプールで、またもやハッチに
遭遇。全員が立ち並んで釣上げていく様は圧巻、ここでしか味わえない醍醐味だと思う。さらに遡上して、黒部五郎に続く稜線が見えたところまで来て、今日は納竿、午後3時半であった。それぞれ、良い釣をしたようだ。見上げれば、山肌に紅葉した木々が美しく輝いている。周りの景色も判らないくらい夢中になっていたようだ。。
 1時間半かけて、小屋近くまで戻る。小屋が見えた安心感からか、また釣りをしたい気持が湧いてくる。これほどまでに、釣りに没頭できるのは、既に全員、黒部源流症候群にかかった証拠、重症のようです。それにしても、今日は疲れた!

 ◇9/27(土)快晴−くもり−雨
  薬師小屋 6:30出発 本流を30分ほど下って小屋まで釣り上がる。11:00納竿
  薬師小屋 12:10出発−5:30折立着

 今日も快晴。時間が早いので、魚影も見られない。本流を下り、朝日が差し込んでいるところから釣りあがる。始めは渋かったけど、徐々に本来の姿に戻ってくる。条件の整ったプールでは、かなりの数のイワナと対話できた。黒部らしいやつ、いつも見慣れたやつ、黒いやつ、夫々みんな元気がいい。今日も快調! みなさんも調子良さそうです。
 それにしても、なぜ、黒部源流に魅せられてしまったのか? ロケーションも良いけど、自分の頭の中で、イワナが居て欲しい所に必ず居る安心感があるからなのかなぁ〜・・・ それと、あそこに居るなら、なんとしても自分の技術を駆使して、そこに居るイワナに会いたい!・・・という気持が湧いてくるからなのか・・・・? まあ、そんな理屈はどうでも良い、どうしても行きたくなってしまうのだから。いつまでも、いつまでも、この環境を残していって欲しいと願います。今回も良い釣りが出来ました。
参加されたみなさん、ありがとうございました! また来年もご一緒しましょう!
「黒部源流のイワナを守る会」のみなさん、ありがとうございました。みなさんの努力に感謝しています。一人でも多くの理解者を得て、良い環境を作っていきたいと、私も願っています。


Red氏

Kuni氏



Hiro氏

ゴルジュの上から釣上げたイワナ


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