静かなブナ林、華やかさはないけれど、落ち着いた紅葉が待っていてくれました。

    紅葉の雨飾山ガイド  04.10.19

「雨に飾られた山・雨飾山」、言い得ていると納得してしまうほど、好天に恵まれたことがない。日本海に近く、独立峰のためであろう。秋雨前線と台風接近で一日天気がもつかどうか怪しいが、ブナ林の紅葉と荒菅沢から見る雨飾山の端正な姿を見るだけでも価値がある。山をこよなく愛す、素敵な御夫妻のガイドとして同行させていただいた。標準タイムの2割ほど時間をいただくと、心肺機能をいじめずに、景色や会話を楽しみながら登ることが出来る。雨飾山は名前と標高(1963m)から想像するほど容易な山ではない。歩行距離の割合に高度差があるので、急登に次ぐ急登、喘ぎながら登る方をよく見る。当然、下りも急降下となるので、登りと同程度の時間が掛かってしまう。でも、さすが百名山に選ばれるだけあって良い山だ。新緑のブナ林、初夏の高山植物、秋の紅葉、そして、北アルプスから日本海までの360度の大展望、どれをとっても一級品に間違いない。私もブナの原生林の中を歩くのが一番好きだ。木の精に全て包まれて癒される気がする。天気も後半まで持ち応えてくれたし、展望もほどほど、何よりも楽しい会話が出来たことに感謝です。




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