蝶ヶ岳登山  04.10.03

参加者 7名
コース 三俣駐車場から蝶ヶ岳往復
行程  三俣駐車場(6:30) − まめうち平(8:30 8:40) − 蝶ヶ岳(11:30) 
     蝶ヶ岳ヒュッテ(12:30) − 三俣駐車場(16:00)
歩行距離  13km   標高 三俣駐車場 1338m  蝶ヶ岳 2677m

 微妙な天気予報のもと出発したが、途中で雨になり、頂上からの展望はかすかな穂高連峰の山並みを確認しただけに終わる。でも、「雨また楽し」である。確かに雨具を付けての登山は快適とは言いがたい。でも、雨の時しか見えない山の表情がある。しっとりと落ち着いたコメツガの林、ダケカンバの緑から黄色に変わるグラデーションの葉も幻想的でなかなか素晴らしい。近くに見えた常念岳も低く立ち込めてきた雨雲の中に消えていった。頂上は小屋から3分ほど、徳沢に向かうところにあり解りにくい。さすが、北アルプスの稜線、横から吹き付ける雨と風は厳しい。登頂の達成感に浸る余裕もなく、蝶ヶ岳ヒュッテへ急ぐ。小屋の食堂も暖を取るための登山者で直ぐに一杯となった。暖かい紅茶とおにぎり、身体に染み込みエネルギーに換わっていくのが判る。山小屋のありがたさを再確認。1時間ほど休ませてもらい下山の途につく。急勾配なところもあるが、比較的歩き易いコースである。木の根を注意すればスリップもしない、泥でぬかるんだところも少ない。オオシラビソ、ダケカンバ、コメツガ、シラビソの林の中を歩くので風を避けることが出来る。稜線では、あれだけ寒かったのに、直ぐに汗をかくようになる。休憩も登り同様に適宜取りながら全員無事下山。雨の中でやり遂げたことに意義ありで、みなさんの健闘に乾杯です。そして、一目散に温泉に!
 


     


       


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