日本海チャレンジ初日は松本から白馬までの75km。
舗装路中心で起伏も少ないのでペースを掴みやすい。信濃森上駅から輪行で松本へ。
松本へ近づくにつれて車内は超満員に膨れあがる。大きな荷物を持っている我々は申し訳ないと思うが、それよりも自転車が壊れないかと心配になる。
松本はお祭りのようで人出も多く賑やかだ。松本城で記念写真を撮って、いざ出陣！
交通量の多い車道を通るので神経を使いながらの走行であるがペダルは快調に回る。
穂高駅前の食堂でソースカツ丼を注文、ボリュームもありエネルギー補給は完了。
池田町からは舗装路ではあるが塩の道の趣が出てくる。仁科神明宮で初めて塩の道の案内板が登場。小谷・白馬に住んでいると身近な存在であるこの道も都市部では忘れ去られた道になっているようだ。ちょうと寂しくもあるが、それだけに我々はこの道を大切にしていこうと改めて感じる。
塩の道らしくなってきたところで俄然気分も高揚、ペダルも回転数を増してくる。 「我々は日本海を目指しているんだ！」とこの先に続く道程に思いを馳せる。

　大町市を通過、見慣れた景色に変わる。木崎湖、中綱湖、青木湖と紅葉真っ盛りの道を進む。午後の斜光が湖面に紅葉を映しこみ思わず見惚れてしまう。
佐野坂の峠を越すと白馬村だ。木々の間から白馬村の景色が見える。いつも走っている道だが今日はなんだか違う。長い道程、ようやく今日のゴールに近づいてきている。
さあ、もう一息、頑張るぞ！