木曽路はすべて山の中 ランドナーで走る中山道
南木曽〜中津川 04.05.29

天候 くもり
参加者 2名
コース 南木曽(10:20)−妻籠宿−馬籠峠−馬籠宿−落合宿−中津川駅(15:30)−JR−
  南木曽駅(17:00)
バイク  ランドナー Hさんはロードランナー
走行距離  25km

 「木曽路はすべて山の中」、いい得ていると感心しながらR19を南木曽まで飛ばす。白馬発、豊科経由3時間30分。駅前で駐車場を探したがなく、川向こうの天白公園の駐車場に止める。
準備を整えて出発、このコースは中山道の中でも人気のハイキングコースとなっている。コース標識は整っているので先ず間違えることはないだろう。今日は週末なので混雑している事を覚悟していたのだが、予想に反して妻籠宿も静かである。始めは趣のあるいい感じの古い家並みが続くが、メインストリートはどこか映画のセットの中に紛れ込んでしまったような錯覚に陥ってしまう。急ぐ旅ではないので、おやきやさんで一服いれる。店のご主人の話に聞き入ってしまい、つい、長居をしてしまった。妻籠の宿場を過ぎると古道と新道(車道)が交差しながらの登りになり、我々は当然、古道を走ることに。ランドナーの私はそれほど気を使わなくていいのだが、ロードのHさんはオフロードでは気を使っていたようであるが、以外にロードも能力が高そうだ。「一番、万能なのはMTBだね、こんなところはMTBだったら、なんなくこなせる!」と言いながらも、それはそれ、バイクによって、こんなにのんびり旅ができるのだから、道具は使う人の気持次第と二人で納得する。こんな気持で自転車に乗れるようになったのは、ランドナーに乗り始めたからかな、年を重ねたせいかな・・・??
観光コースでもあるので名所、旧跡は次から次へと出てくる訳で、自転車に乗ったり、降りたり。それでも、停まると汗がじわっと出てくる。乗っている間は、適度な風を受けているのでそれほど暑さを感じない。自転車という乗り物は「風を感じて走る」といわれる所以か。
 一軒の茶店跡が残る一石栃で昼食。古い家屋の前のベンチで座っていると、数組の旅人(ハイキング)が通って行く。誰もが歩を休め立ち止まる。タイムスリップしたような異次元の世界。我々も自転車を持った旅人になっている。時の経つのも忘れてしまいそうだ。
 馬籠峠も古道と車道の合流地点となっているので、それほど感動はないのであるが、峠は峠、その道のピークであるわけで、気分的にも達成感が沸いてくる。峠越えにハマる人も多いわけで、この達成感がたまらないのであろう。多分、登山の100名山、200名山の世界と同じなのであろうと思いつつ峠をあとにする。
 馬籠宿は妻籠宿とはちょっと趣が違う。妻籠が軒先を連ねたように家並みが続いているのに対して、馬籠はもう少し余裕がある。そして家並みも新しさを感じる。多分、土地の余裕、面積の関係もあるのか。観光客も時間帯にもよるのか多いようである。ここでは、二人で感じのいい「よもぎや」のわらび餅セットでエネルギー補給をする。大変美味でした。奈良のツーリング以来、立ち寄りが楽しみとなってしまった。
その後、落合の石畳を歩いて降り、落合宿を経て中津川の駅へ15:30に到着。ここからが、今回の楽しみ列車の旅となるわけで、自転車を分解、そして袋詰をこなして列車の中に。本当に久しぶりの電車、こんな機会がなければなかなか乗らない。電車の窓に、妙に心が躍る自分が映っていて、おかしくてしょうがない。車の移動に慣れきっていて、電車に乗る感覚が新鮮でいい。つくづく「旅をしているんだな〜」と・・・・




南木曽天白公園からスタート

 
妻籠宿

 
エネルギー補給(?)はおやきで 妻籠宿



 
千石栃で昼食

  
馬籠峠

馬籠宿



  
エネルギー補給は現地調達(?) よもぎやのわらび餅セット 左はアイスクリーム付


中津川

 
久しぶりの輪行 電車に乗るのも久しぶりだったのでちょっと緊張する


無事、南木曽駅に到着。また自転車を組んで天白公園まで自走。

久しぶりの輪行ツーリング、のんびり出来て楽しかったぁ〜!

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