越後の源流釣行 久しぶりに良い釣しました

03.08.01




 朝霧の中、プロローグはひろさんの20cm岩魚。この源流は6月末、残雪に行く手を阻まれて、すごすごと引き返した所。今日は4時に家を出発、1時間半位で登山口に到着。ここから、目的地までは1時間半の行程。途中から急登になり、二人とも喘ぎながら登る。いつもの登山靴とは勝手が違う。今日はウェーダ-シューズにスパッツ、山岳渓流のいでたちだが蒸れて暑い。やっとたどり着いた所は、広い川原の上高地風。岩壁に圧倒されて登ったところに、こんな別天地が現れるとは、なかなか想像できない。もし、ここにお花畑でも広がっていたのなら、きっと世に出ていたことでしょう。でも、静かで人の気配を感じな良い所だ。聞えるのはせせらぎの音と鳥達の声、我々の他には誰もいない。広い川原が曲がりくねって、ずっと奥まで続いているようだ。
いつもそうなのだが、最初の1尾を釣上げるまでは、なんとなく不安である。ひろさんが直ぐ20センチの岩魚を釣上げたので、先ずは一安心、釣れる予感がする。続いてわたしのロッドにヒット。久々に感じる手ごたえ、かなり大物? 今日は、ランディングネットを持って来なかったので苦労する。ひろさんの助けを借りてキャッチ。大きさは26cmだったが、鼻先が曲がって、体高もある良型。いい岩魚だ。この川の様子やポイントも判ってきた。その後も25センチ以上の型の良いやつが続く。
が、9時近くになるとあたりがピタッと止まる。陽射しも強くなったので、ここいらが潮時と二人で話していると、突然霧があたり一面に広がってきた。もしかすると、水温も下がって釣れるかも? 「釣れなかったら引き上げよう!」と言う事で釣り始めたとたん、またまた良型の岩魚が釣れ始める。良いポイントには5尾位ついているようだ。黒部の源流を思い出す。普段、20cm前後を相手にしていると、ここの25cmオーバーは新鮮な感覚で良い。久々に「釣をしている!」と言う感覚が味わえた。苦労して、はるばる来た甲斐があったというもの。12時に納竿。帰りも汗だくだくになりながら下山。疲れた身体とは対照的に、脳内に残る記憶はアドレナリンを放出し続けている。
今日は良い釣をした・・・・・・



26cmだが、なかなか精悍な面構えの岩魚



ひろさんもなかなか良型の岩魚をキャッチ

本日最高の29cm岩魚


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